小さな入院患者さん

昨日、クリニックで少しびっくりした出来事がありました。

診療の合間、ガシャンと大きな音がして外を見ると、ガラス壁に激突してしまったのか、一羽のスズメが地面にひっくり返り、全く動かなくなっていました。
すぐに駆けつけてみると、ぐったりとして、まったく動きませんでしたので、本当に心配しました。

慣れない患者さんではありましたが、動揺している暇はありませんので、まずは救護して処置をすることに。もちろん医療機関ですので、手袋の着用や衛生管理を徹底した上で、救護を行いました。

処置後は少し意識を取り戻しましたが、刺激を最小限にするために「できるだけ暗く、静かな環境」を整え、そっと容体を見守ることにしました。
この「ただ見守る」という時間は、「まだ何かしてあげたい。」と思う気持ちを抑えないといけませんので、我慢強く耐える、少し苦しい時間でした。

それから約2時間後、スズメの仲間たちが、心配して呼びに来たのに応えるように、「チュンチュン」と鳴きながらパチッと目を覚まし、元気に動けるようになったのを確認できました。

用意したスズメの処置室(箱)をそっと開けてあげると、すぐには飛び立とうとしないので、「まだ回復していないのか?」と心配になりましたが、迎えに来てくれた仲間たちの声を聴き、やっと、力強く飛び立っていきました。

無事に仲間のもとへ帰っていく後ろ姿を見送って、本当にホッとしました。
2時間ほどの「短期入院」でしたが、元気になってくれて本当によかったです。