形成外科とは
身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に 対して、あらゆる手法や技術を駆使し、機能のみならず形態的にも より正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質“Quality of Life” の向上に貢献する、外科系の専門領域です。
形成外科では皮膚を中心とした全身を手術で治療します
主に擦り傷、切り傷、やけど、しもやけ、顔の骨折、交通事故などによる皮膚の損傷などを専門に治療を行う診療科です。
形成外科での対応症例
- 交通事故などの外傷
- 乳がん術後の再建
- イボやホクロなどの切除
- 皮膚がんの腫瘍切除
- 熱傷(やけど)の治療
- 皮膚の移植
- 先天異常の治療
- 手足の先天異常の治療
- マイクロ手術
- 血管や神経などの縫合
- 美容など
当院が目指すこと
形成外科に限らず、専門医や指導医になると病院での普段の治療に加え専攻医、研修医の育成や他の診療科との調整、病院の運営など様々な業務に時間を費やす必要があります。 そのため専門医や指導医を取得すると業務量の多さや将来の不安を懸念して、転職する医師が多く存在します。
このことから大学や大きな病院では、専攻医として専門医や指導医を目指す医師が多く志願してきても、育成する専門医や指導医の人員が少ないため、大学や限られた病院でしか研修ができない状況が発生しています。この状況が深刻なのは地域の病院に医師を派遣できなくなる原因となっていることです。
そのため、当院では収益を留学費や研究費、新しい仕組みづくりなどとして活用し、専門医や指導医が大学や大きな病院で働きやすい環境をつくり、多くの専門医や指導医が地域の病院でも活躍できる体制づくりを目指します。